受験勉強を熱心にこなしてきた日本人ほど、英語を読む力(リーディング力)や文法知識は豊富です。しかし、いざ話そうとすると言葉に詰まってしまう。この最大の原因は、脳内に「知っている英語」を「使える英語」に変換する回路がないことにあります。これを解決する最強のトレーニングが「瞬間英作文」です。
瞬間英作文とは、中学レベルの極めて簡単な日本語の文章を見て、あるいは聞いて、瞬時に(1〜2秒で)英語に直して口に出す訓練です。多くの人は「そんな簡単な英語なら知っている」と軽視しがちですが、「知っている」と「一瞬で口から出る」の間には深い川が流れています。例えば、「これは彼が昨日買った本です」という日本語を聞いて、即座に “This is the book he bought yesterday.” と言えるでしょうか。文法を考え込んでから発話しているようでは、実際の会話のテンポにはついていけません。
このトレーニングのコツは、難解な語彙や複雑な構文を一切排除することです。中学1年から3年レベルの教科書に出てくるような、主語+動詞(SVCやSVO)の基本構造を徹底的に体に染み込ませます。スポーツで言えば、基礎的な素振りやパス練習と同じです。毎日10分、簡単なフレーズを何本もノックのように打ち返すことで、脳内の言語処理速度が爆発的に向上し、言いたいことがすぐに口から出てくるようになります。
日常会話は、パターン化することができます。誰もが使う決まり文句、良く聞くフレーズ、そんな定型文を沢山ストックしていれば、言いたいことがすぐに口から出てきます。自分で作文する努力をする前に、まず定型文のパターン化に気がつくべきです。基本的な簡単なフレーズを沢山ストックしておきましょう。会話は、反応力も大事です。アー、ウーで口ごもっていては会話が続きません。簡単なひとことフレーズを何本もノックのように打ち返すようにパターン化を意識してください。
アマゾンのキンドルでひとことフレーズの例文を公開しています。




