日本語に大和言葉調と漢語調と言う言い方があります。
これを使って英語のケースを説明すると
難しい英単語を使うのが漢語調となり、
平易な言葉を使うのが大和言葉調となります。
例えば日本語を習い始めた外国人に
「搭乗する」と言う単語を教えるよりも
「飛行機に乗る」と教える方がシンプルで
分かりやすい説明になるでしょう。
これと同じことを英語で考えてみます。
「搭乗する」と言うのはto boardと言えますが
それよりもシンプルにto get on と言う方が簡単です。
To boardが漢語調、to get on が大和言葉調となるでしょう。
私達もまずは大和言葉調の英語を使って
ある程度上達して来たら漢語調の英語に慣れるようにすると
英語上達のステップとしては良いのかも知れません。
それでは英語で大和言葉調と漢語調の雰囲気を見てみましょう。
(カッコ内が漢語調の英単語)
1. Please explain how it came about (happen)?
2.Could you speak up (talk more loudly)?
3.It comes before (precede) the project.
4.I have to give back (return) the book to him.
5.He came up (appear) before the meeting starts.
6.She checked out (investigate) the incident in detail.
7.He tried to keep away from (avoid) danger.
8.I turned down (refuse) his proposal.
9.He went off (leave) without a word.
10.What he did goes against (violate) the rules.
動詞+前置詞の組み合わせは、句動詞と言われます。
この句動詞を使うことで漢語調から大和言葉調になります。
難しい英単語を使うよりは分かりやすいシンプルな英単語を使いましょう。
英語は、難しく考えず短文でシンプルなセンテンスにすることです。