英語の学習には語彙力の強化は必須です。
受験勉強でも英単語の暗記は必要でした。
受験勉強では苦労して暗記ばかりの連続でした。
しかし試験が終わるとほとんど記憶から消えてしまいます。
実践英会話では英単語を忘れては話ができません。
記憶に残る英単語の勉強法が必要でしょう。
昔の受験勉強の工夫も取り入れて英語の語彙増強に努めてみましょう。
英語の会話をスムーズに進めるにはどうしても語彙力が必須です。
現在ではスマホで英語辞典が利用できるので
知らない英単語はすぐ調べることができます。
しかし、知らない英単語は自分の口からすぐ出てきません。
語彙力はどうしても強化する必要があります。
そのための工夫とコツを考えてみます。
1.英単語カードを使う
受験勉強の時に使ったように小さなカードを輪でまとめたものです。
ひとつの英単語と意味を裏表に書いておきます。
これを隙間時間にめくって記憶の定着に努めます。
何度も繰り返し眺めることで必ず頭に残ります。
しかし、このカード利用の欠点は英単語⇔意味の単純な対だと言うことです。
英単語の意味は分かっても実際の使い方が具体的にないので
英単語によってどのように使うのか、どのような場面で使えるのか
その情報が不足しているのがカード利用の欠点です。
最初はことカード利用の方法も良いでしょうが、学習が進めば
英単語を一個、一個覚えるのでなく「カタマリ」で覚える方法に変えてください。
その英単語を使った熟語やフレーズ、あるいは例文で覚える方法です。
英単語ひとつの意味を知っていてもフレーズで使えますか?
その英単語ですぐ熟語が口から出てきますか?
できればその英単語を使った例文で覚えるのが効率的です。
英単語カードの進化形は例文で覚えることです。
2.マイノートを作る
英単語のカードも初心者には良いですが、
最初の段階からマイノートを作っておきましょう。
初めて出会った英単語や表現、熟語やフレーズをメモします。
沢山の英語の知識を収集してメモしておきます。
コツコツ情報収集することでいずれそれが財産になります。
マイノートを大いに活用しましょう。
3.使って喋ってみる
記憶に止めて定着させるためには使ってみることです。
覚えた英単語やフレーズを実際喋ってみましょう。
使えば使う程記憶に定着します。
喋ることで五感を総動員できることになります。
頭だけで覚えるのではなく五感で覚えることを意識します。
英語は身体で覚えるのが一番定着します。
英語は勉強ではなく筋トレと同じだと考えましょう。
4.沢山読む、沢山聴く。
英単語の収集には沢山読むことです。
そして沢山聴くことです。新しい情報を収集しましょう。
題材としては何でもかき集めるのは非効率です。
自分が英語を使う環境や業界に関連した素材を選びます。
病院で働く人がお店での会話の素材を勉強してもムダです。
自分の働く環境に関連する題材、資料に集中しましょう。
自分が使う確率の高い英単語をまず収集することが大事です。
5.繰り返す
何事も時間が経過すると記憶が薄れます。
繰り返すことがなければ記憶は消えます。
一度覚えたものは2~3日おきに繰り返し見直しましょう。
忘れる頃に記憶を呼び戻し再確認することです。
記憶が消える前に繰り返す作業が記憶定着に効果的です。
英語力の上達には語彙力の強化がどうしても必要です。
しかし言語能力は英語だけの問題ではありません。
母国語である日本語の語彙力もベースとして必要です。
日本語で知らない単語を英語で理解することは無理です。
豊かな日本語能力があれば英語の会話力も上達します。
英語の上達には英語力だけだと思わないで
日本語の能力向上にも意識を向けましょう。