受験勉強の頃には英単語の勉強が苦痛でした。
何度も書いたり読んだり辞書を引いて
時に同じ英単語を何回も引くことに。
受検勉強は力仕事でした。
使える英語を身につけるためには
力仕事はムダであり、効果がないでしょう。
英単語を覚えるためにもっと効率的に
英単語を自分の本当の知識に落とし込むために
ちょっと覚える戦略の工夫を考えてみましょう。
ひとつは科学的に戦略を練ることです。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが
エビングハウスの忘却曲線と言うものを発表しています。
例えば英単語を覚えて時間とともに
どのように記憶が薄れるのか、忘却していくのか
記憶保持率をグラフにしたものです。
そのグラフによると私たちが何かを学んだ後、
20分後には42%を忘れ
1時間後には56%を忘れ
1日後には67%を忘れ
6日後には75%を忘れ
31日後には79%を忘れる
と言うことです。
私たちは何かを学ぶ時、
自分に本当に関係あるものであれば
比較的容易に記憶できるものです。
しかし余り関係のないもの、興味のないものの場合
忘れないようにするのは困難です。
エビングハウスの忘却曲線が教えることは
人間時間と共に学んだことを忘れるので
忘れるタイミングで復習を繰り返すことが
効率的に記憶を定着する方策だと言うことが分かります。
一度に沢山覚えようとせず、
少しずつ覚えて、1日後、6日後とか
忘れるタイミングでもう一度おさらいをすることです。
何度もタイミングを見て復習を
繰り返すことが効率的です。
英単語の覚え方も忘却曲線の
忘れるタイミングに合わせて
復習を繰り返し記憶を定着させましょう。
忘れる前にうまく記憶を蘇らせると言うことです。
人間は忘れる動物です。
しかしタイミングよく復習すれば
記憶を簡単に復活させて定着させることが
できるかも知れません。
例えば1日後、一週間後、1カ月後とか
タイミングよく復習を繰り返し
記憶を定着するようにやってみましょう。