英語の発音というのは、本当にやっかいなもので、日本人にとっては英語を勉強する上でとても難関だといっても言いでしょう。
英語の発音をスムーズに身につけることが出来る人というのはなかなか少ないのではないでしょうか。もともと日本人の日本語の発音と英語の発音では感じる部分も音声学的にもが確かに違いがあるのので、大人になってから英語の正しい発音を身に着けようと思うことはとても難しいことなのです。
小さい頃でまだ感覚的に言語を身につけるというような段階のうちに英語の発音を身につけておくことが出来れば、英語の発音をスムーズに身につけることが出来るのですが、大人になってから、英語の発音をネイティブスピーカーと同じようにするというのはなかなか難しい話です。
とはいえせっかく英語を勉強しても正しい発音で、話さなければ通じませんから、使える英語にならなければ意味がありません。そこで大切なこととしては、英語の発音をいかに身につけるか、どんなトレーニングをすれば正しい英語の発音を身につけることが出来るのかということです。
英語の正しい発音を身につけたいと思っている人の多くは、英語の発音をネイティブスピーカーから学ぼうと思って英会話教室に通うと思います。英会話に通ってすぐに身につくわけもなく、やはり発音をより正確にするためには、コツが必要です。英会話教室に通って正しい英語の発音を身につけるという方法もありますが、最近はインターネット上で音声を聞いたり動画を見て英語の正しい発音を身につけるというようなサイトなども増えていますから、利用してみてもいいかも知れませんね。
聞き流すだけで英語の正しい発音が自然に身に付くという教材などもありますが、正しい発音が身に付くと言うのはちょっと言いすぎかもしれません。聞き流す訓練で英語の音に耳が慣れてくると言う方が正しい表現になるでしょう。決して聞き流すだけでネイティブ並みの発音になったり、英語がペラペラになると言う訳ではありません。そこのところは誤解しないようにしましょう。
私達は、ネイティブのような発音になる必要もありません。ある程度英語の発音のルールに合った正しい英語の発音が身につけばある程度英語が通じるようになってくると思います。いくら英語が話せても文法が分かっていてもボキャブラリーが多くても、正しい英語の発音が出来ていなければ、英語は通じません。
通じない英語を話しているということは、日本語を話しているのと同じということになりますので、これではせっかく英語を勉強している意味がないのです。正しい英語の発音を身につけるためには、英語をただ単に勉強しているだけでは意味がありませんから、正しい方法で身につけるノウハウや方法をまずは探して、自分でそれを実践することが大切です。正しい発音を身につけるようになれば、もっと活かせる英語が話せるようになると思います。
正しい発音と言いましたが、「正しい」と言うのに拘泥する必要もありません。世界にはいろいろな英語があります。どれが正しいのかは誰にも言えません。必ずしも誰もがブリティッシュイングリッシュを目指さなければならない訳でもありません。
必要なことは、英語の発音の特徴を良く理解することです。そしてリエゾンとかの使い方もパターンを覚えて使えるようにしましょう。リエゾンのパターンを理解することは、英語の音を聴く、リスニングの訓練にも必要です。
正しい発音を目指すと言うのではなく、英語の発音の特徴やクセを良く把握しておく必要があるのだと理解するようにしましょう。