英語で「ありがとう」がThank youだと言うことは
日本人なら誰でも知っていることでしょう。
このThank youと言うシンプルなひとことですが
誰でもサンキューと発音しています。
決してサンク ユーと二語で言う人はいません。
ここに英語の大きな特徴のひとつが含まれていて
これをリエゾンと言います。
つまりkとyが繋がって発音されるひとつの法則です。
リエゾンの法則は他にもいろいろあるので
ちょっと覚えておくと英語の発音に強くなるでしょう。
さて、Thank youと言う単語ですが、
古くは同じありがとうと言う意味でMuch obligedというのがありました。
文字通り感謝すると言う意味に加えて
義務がある、借りがあると言うような意味でした。
これは16世紀頃の英語で良く使われていたものです。
その後Thank youと言う言い方が大勢になって
Much obligedと言う言い方は古臭いとなってしまいます。
それでもアメリカの南部では未だにこのMuch obligedが
ありがとうと言う意味で広く使われているようです。
現在でも時々使われるMuch obligedですが
前述した通り感謝と言う意味に加えて
借りができた、何らかお返ししなければならない義務ができた
と言うような意味が込められた時の「ありがとう」になるようです。
● 例えば事故の後ドライバーが警官について述べたひとことで
After the accident, the driver stated that he was much obliged to the police officers who came to the scene to help him.
● 卒業の際に生徒が先生に対して残す寄せ書き等で
To Mr. Smith, I am much obliged for your continued dedication to my studies. Without your support, I would have never made it through.
日常会話でも単なる感謝だけでなくプラスアルファ―があると言う時などに
このMuch obligedが良く使われるようです。
I am much obliged to you for your kind assistance.
We are much obliged to you for your help.
ありがとうは、英語でThank youですが
この他にもいろいろな言い方があります。
Thank you
Very grateful
Thanks
Thanks a million
Thank you very much
Really appreciate
Thanks a lot
Many thanks
シンプルなThank youでもいろいろな言い方があります。
時と場合によってこんなシンプルなひとことでも
いろいろな言い方をしてみると会話力の幅が広がります。