英語の前置詞は誰でも知っていると思います。
中学英語から前置詞は学習してきました。
英単語の語彙数は膨大なものですが、
前置詞の数は大事なもの、いつも使うものは20個程度です。
数も少なく、シンプルな単語ですが、
文章の中ではとても重要な位置にあります。
話のニュアンスを伝えたり、前置詞だけで話が終わることも。
前置詞の意味を理解することは大事ですが、
「on=上に」と言うような覚え方はやめましょう。
大事なことは「前置詞は、イメージで覚える。」ことです。
前置詞のonは、確かに上にと言う意味ですが
基本的な意味は、「接触して上に」と言うイメージです。
だから、
My book is on the table. は当然ですが
There is a big picture on the wall.
これは壁の上に「接触して」あると言うイメージなのです。
更に I found a fly on the ceiling. はどうでしょうか?
単純に上にだと、「天井の上に」と変な感じです。
これも「天井の上に接触してある状態」なのです。
onが「接触して上に」と言うイメージだと
overは、「接触せずに乗り越えて、あるいは覆いかぶさって上に」です。
この違いは、単純に「上に」では理解できません。
「接触してい上に」なのかどうかイメージすることで理解が深まります。
更に、「接触もせず」「乗り越えてもいない」状態で上にあるのは?
そうです、aboveです。
「空間的にも表面から離れてずっと上の方に」と言うイメージです。
overは、真上にあって覆いかぶさる感じですが、
aboveは、真上を含めて空間的により上の方にと言うイメージです。
前置詞は、単純な日本語訳の意味だけでなく
空間的、位置的にどんな感じなのか、イメージで考えてください。
一度イメージで整理すると前置詞の持つパワーを
より良く理解できて前置詞をうまく活用することができるようになります。