英語力が上達するためのヒントを考えてみます。
中学校から大学まで何年も英語を勉強してきましたが、さて使える英語が身についているでしょうか。そもそも学校での英語の勉強は試験のための勉強であり、使える英語を習得するための訓練ではありあmせんでした。本当の英語力は、使える英語を身につけることです。
使える英語とは、聞いて分かる英語力ではなく、必要な時に必要なことが即座に口から出てくる英語力、発信英語力です。聞いて理解できるだけの英語力、受信英語力では本当の使える英語力にはなりません。では使える英語力を身につけるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。そのヒントを考えてみましょう。
ヒントとして3点あげてみます。
1.完璧主義を止める。
2.まずひとこと会話でやってみる。
3.句動詞を使う省エネ法をまずやってみる。
日本人は、真面目な性格なので「この文法書をやってから」とか「この単語帳をやってから」とか完璧主義を目指すことが多いです。受験勉強ではそれでも良いでしょうが、使える英語力を身につけるためには走りながら身につけると割り切るべきです。ミスを恐れずミスの数だけ知識が鍛えられると鷹揚に考えることです。
日常会話は、まず完全なセンテンスを考えずにひとことですませると割り切ることも戦術です。日常会話での人の行動パターンはある程度決まっています。どのような会話をすることが多いかを書きだしてみましょう。その場面場面で良く使う「ひとこと」を自分で纏めると自分だけのデータベースができあがります。ながながと話す必要はありません。できるだけシンプルに「ひとこと」で言えるように使えるひとこと集を作ってみましょう。例えば海外旅行でも空港、ホテル、レストラン、タクシー等々その場面で必要な会話と言うのは大体決まっています。バカのひとつ覚えでもその決まりきったパターン会話を短文のひとこと会話で覚えると良いでしょう。ひとこと表現を沢山覚えるのが使える英語力のための近道です。
単語を覚えるのも大変ですが、英語には句動詞と言うものがあります。基本動詞と前置詞の組合せで沢山の表現ができます。中学で習った英単語make、 get、 take、 have、 keep、 put等々にいろいろな前置詞を組み合わせると驚くほどの表現が可能になります。例えばescapeなんて難しい英単語を覚えることなくget awayとシンプルに言えます。まず短文でシンプルな英単語で句動詞を活用しましょう。難しい英単語は、もっと上達してから徐々に覚えれば良いです。
英語力上達のためには完璧主義は止めて、走りながら使いながらコツコツ身につけるようにすれば良いだけです。完璧なセンテンスを目指す必要もありません。できるだけひとことで言えるようにシンプルな短文を駆使しましょう。そのためには句動詞のパターンを沢山覚えて使ってみることです。
英語力は、聞いて、読んで単に理解できるだけではダメです。自分の口からすぐ出て来る使える英語力をしっかり目指しましょう。