日常生活で色はいつも身近な話題です。生活の中にあります。
日本語でも赤字とか青くなるとかの色の慣用句があります。
英語でもいろいろな色の慣用句があって
文化の違いを感じることもあるでしょう。
色に纏わる慣用句を見ていると言語の裏には
文化があるということが良く分かります。言語の裏地なのです。
言語を習得することはその言語の文化を学ぶことでもあります。
英語の色に関する慣用句をいくつか確認しましょう。
- green light 青信号(信号の青は英語ではグリーンです)
- greenback ドル紙幣
- green card 永住許可書
- red card 退場カード
- yellow card 警告カード
- green-eyed monster 嫉妬に狂った人
- green with envy 妬みでいっぱいなこと
- green and fresh 青二才
- green memory 色褪せない記憶
- green thumb ガーデニングの好きな人
- greenhouse effect 温室効果
- have a red face 恥ずかしい思いをする
- red tape 官僚主義
- in the red 赤字で
- in the black 黒字で
- red-handed 現行犯で
- get a pink slip 解雇通知をもらう
- blue blood 毛並みの良い
- blue film ポルノ
- blue in the face 怒りで青くなる
- blue joke きわどいジョーク
- blue tip 優良株
- yellow streak 臆病
日本では信号の青と言いますが、緑と青は日本語でも迷いますね。
万葉集では「あおによし」と言って木々の新緑を青色だと表現しています。
緑色の野菜を青菜とか青々とした新緑とか日本では万葉の昔から
緑を青と表現していたようです。信号の青も同じような日本人の色感覚ですね。
英語でもいろいろ色を使った慣用句が出てきますので
単純に色の問題だけではなく、その裏にある文化の違いも感じてください。