雨に歌えばと聞いてピンと来る方は昭和の人ですね。
1952年に公開されたアメリカのミュージカル映画のタイトルでミュージカル映画の傑作とも言われている映画です。
その映画のタイトル通り雨に歌えば、Singing in the rainと言う歌があります。映画の中でジーンケリーが雨の降る通りで踊りながら歌うこの歌は目と耳から誰の五感にも残る名シーンとなっています。
映画の中でダンシングシーンは数ある中でいつでもNo.1に数えられるような名シーンです。一度YouTubeでご覧になってください。印象に残る歌、ダンス、シーンになっています。
雨に歌えばのシーンでは文字通り雨の中でジーンケリーが踊っています。結構な土砂降りの感じもします。日本語でも雨に関しては霧雨、土砂降り、狐の嫁入り等々いろんな表現がありますが、英語でも雨に関する言い方はいろいろです。いくつか確認しておきましょう。
1.It’s raining. 普通に「雨が降っている」と言う言い方です。
2.It’s drizzling. これは「霧雨」「こぬか雨」非常に小さい水滴の雨
3.It’s pouring. 「土砂降り」の雨
4.It’s lashing. 「猛烈な雨」鞭打つようなひどい雨
5.It’s bucketing down. 文字通り「バケツをひっくり返すような雨」
6.It’s raning cats and dogs. 「土砂降りの雨」でお馴染みの表現
7.It’s wet ouside. 「外は雨」と言う別の言い方
8.I got soaked. 「びしょ濡れになった」
9.It’s spitting. パラパラ振って来たような雨、小降りの雨
10.It’s been raining on and off today. 降ったり止んだり
因みに「天気どう?」と質問する言い方はどうでしょう。
What’s the weather like?
How is it ouside? Is it raining now?
Is it still raining out?
How is the weather today?
How is the weather at your end? そちらの天気はどうですか?
What’s the weather forecast for tomorrow?
天気の話はどこでもいつでも会話の端緒になります。ちょっとした表現を覚えておくと便利かも知れません。
雨と言うのは「苦しい時」と言うような意味のメタフォーで良く使われることもあります。これも古い曲ですが、Lynn Andersonと言うアメリカの女性カントリーアンドウェスタンの歌手の大ヒット曲でRose Gardenと言うのがありますが、その歌詞の中でもこのメタフォーが出てきます。
“Along wtih the sunshine
There’s gotta be a little rain sometime……”
雨が降っても必ず晴れる時が来ます。
人生前を向いて歩いて行くだけかも知れませんよ。