英語の勉強をする時に学校のテキストや参考書ばかりが教材になる訳ではありません。映画や歌の歌詞でも英語の勉強の教材に十分役に立つのです。受験勉強では暗記ばかりの力仕事で少しも楽しいところはありませんでした。使える英語を身につけるための勉強では「楽しむ」と言う要素も必要です。
楽しむ気持ちを持つために英語の勉強に映画や好きな歌の歌詞を教材代わりに使うことはとても効果的です。是非英語の勉強のひとつの工夫として取り入れてみましょう。歌と言っても何でも良いと言う訳には行きません。叫ぶような激しい歌では何を言っているのか分かりません。歌詞自体もひとつの詩になっているのかも問題です。
昔のスタンダード曲の歌詞は、詩も綺麗で意味を考えるのも勉強になります。カーペンターズ、アバ、そして60年代、70年代のカントリー&ウエスタンの曲は詩自体も人生哲学のようなものが込められたものも多く楽しみながら英語の勉強ができるでしょう。
ここでは70年代のカントリー&ウエスタンのヒットソングからひとつご紹介しましょう。詩の意味を良く考えて歌を聴いてみてください。リン・アンダーソンと言うカントリー界では有名な女性シンガーの一大ヒットソングでRose Gardenと言う歌です。
I beg your pardon
I never promised you a rose garden
Along with the sunshine
There’s gotta be a little rain some time
When you take you gotta give so live and let live
Or let go oh-whoa-whoa-whoa
I beg your pardon
I never promised you a rose garden
I could promise you things like big diamond rings
But you don’t find roses growin’ on stalks of clover
So you better think it over
Well if sweet-talkin’ you could make it come true
I would give you the world right now on a silver platter
But what would it matter
So smile for a while and let’s be jolly
Love shouldn’t be so melancholy
Come along and share the good times while we can
I beg your pardon
I never promised you a rose garden
Along with the sunshine
There’s gotta be a little rain some time
I beg your pardon
I never promised you a rose garden
I could sing you a tune and promise you the moon
But if that’s what it takes to hold you
I’d just as soon let you go
But there’s one thing I want you to know
You better look before you leap, still waters run deep
And there won’t always be someone there to pull you out
And you know what I’m talkin’ about
So smile for a while and let’s be jolly
Love shouldn’t be so melancholy
Come along and share the good times while we can
I beg your pardon
I never promised you a rose garden
Along with the sunshine
There’s gotta be a little rain some time
日本語の詩でも韻を含むのは当然ですが、英語の詩も韻を含んでいることを確認してください。平易な英語で何でもないような風景を詩にしてありますが、ここでRose gardenとして使っている言葉は、単純なバラ園と言う意味に加えて処女性と言うメタフォー(隠喩)が込められているのです。天気の良い日もあれば雨が降ることもある等と人生の浮き沈みをシンプルな言葉で表現していて意味深なところをもうまく表現した詩です。
参考までに日本語にしてみましょう。
ごめんなさい
わたし、バラ園を約束した訳じゃないの
日が差す日もあれば、時々は雨も降るものよ
あなたが積むなら ちゃんと育つように
生かせるようにしなくちゃいけない
でなければ 勝手にほっときなさい
ごめんなさい
わたし バラ園を約束した訳じゃないの
あなたに約束することだってできたわ
大きなダイアモンドの指輪とかでも
でもクローバーの茎にバラは育たないの
だから あなた 良く考えた方がいいわ
甘い語らいは、実現できるかも知れない
世界をあなたにあげることだってできるわ、銀の皿に載せて
でも それが何になるの
だから まず笑顔で行きましょう、陽気にやりましょう
恋ってそんなに寂しいものでもない筈よ
一緒に素敵な時間を過ごしましょうよ
私達に可能な間だけは
ごめんなさい
わたし バラ園を約束した訳じゃないの
日が差す日もあれば 時々雨も降るものよ
ごめんなさい
わたし バラ園を約束した訳じゃないの
歌を歌ったり 月を約束することも出来たわ
でもそれが あなたを束縛することなら
わたし あなたを直ぐに自由にするわ
でも あなたに知っておいて欲しいことが ひとつあるの
飛び込む前に しっかり見ておいた方が良いわよ
流れる川の水は 深いことを
そこに いつもあなたを助け出してくれる人なんかいないのよ
わたしの言っていること 分かるでしょ
だから 笑顔d行きましょう 陽気にやりましょう
恋ってそんなに寂しいモノじゃない筈よ
さあ 素敵な時間を過ごしましょう
私達に可能な間は
ごめんなさい
わたし バラ園を約束した訳じゃないの
日が差す日もあれば 時々雨も降るのよ
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シンプルな言葉で深い意味が込められています。
metaphorの効果と言うものを学ぶことができますね。