日本人にとって英語の発音はなかなか難しいものです。
英語には長い歴史があって
ギリシャ語、ラテン語、フランス語等々
いろいろな言語の影響を受けてきました。
1066年のノルマンコンクエストでは
ノルマン人がブリテン島に侵入して
以来ノルマンフレンチが貴族階級で主流になります。
豚肉や牛肉はポークやビーフと言いますが
動物そのものはピッグとカウです。
これも飼育するのは被支配階級のイギリス人が
英語でピッグとカウと使い
それを食べる貴族階級は
フランス語系でポークとかビークと
それぞれ話していたことの名残りです。
そんな長い歴史から英語の発音は
ルールがあるようでルールがない
とても変則的なものとなっています。
日本語の発音と英語の発音も
大分違うのが日本人の悩みの種です。
小さい頃から英語の環境で育てば
ネイティブ並みの発音になるでしょうが
なかなかそう言う訳には行きません。
しかし世界にはいろいろな英語があります。
インド人の英語、シンガポール人の英語、
フランス人の英語等々多種多様です。
まずは言いたいことを伝えることが第一で
ネイティブ並みの発音に拘ることはありません。
世界にはいろいろな英語があるのだと
割り切って考えましょう。
コミュニケーションでは
何を話すかと言うのもありますが、
どのように話すかと言うことも
考えることが大事です。
言いたいことを伝えるのに
発音を気にするばかり
中身がない話では魅力がありません。
発音よりもどのように言うか
ボディーランゲージ、表情、しぐさ等を
もっと意識するようにしましょう。
海外へ出かけると案外この度胸、押しが
とても強い味方になります。