婉曲表現とは所謂「遠回しに言う」と言うこと。
日本語では良く使われる表現です。
直截に「断ります。」と言わずに
「検討してみます。」とか良く聞きます。
相手に不愉快な思いをさせないように
配慮するのは社会全般で良く見られるものです。
ビジネス面でも文学でも婉曲表現は使われますが
英語での婉曲表現をいくつか見て行きましょう。
英会話の中で上手く婉曲表現を使うのは難しいです。
咄嗟に口から出てくるものではないでしょうが
このような表現もあると言うことを後学のために
実践的な知識として練習しておくのも良いでしょう。
- passed away 亡くなる、死ぬ=died
- terminate a pregnancy 堕胎する=abortion
- let him go クビにする=fire him
- out of work 失業中で=unemployed
- big boned 肥満の=obese
- on the street ホームレスで=homelessness
- She is in the family way. 妊娠中で=being pregnant
日常会話で婉曲表現を使えるためにも英語の知識を強化しましょう。
会話ばかりか文学の世界でも勿論婉曲表現が沢山出てきます。
文学に出てくる婉曲表現をいくつか確認しましょう。
●He plowed her and then she cropped. セックスして妊娠させた。
これはシェークスピアのアンソニーとクレオパトラに出てくる表現ですが、
セックスもシェークスピアにかかると比喩がご立派です。
●”If I am to pass in some nocturnal darkness.”
Thomas Hardyが「死ぬ」と言うのを婉曲に書いています。
●”When I tell you that I have to lay you off.” クビにする。
Bob Hicokが使った婉曲な言い方。
婉曲表現は、英語でも日本語でも良く使われています。
会話の中でスムーズに婉曲表現を使うのは難しいものですが
このような使い方があることを知識として持っておくことは
英語上達のためにも有益なことでしょう。
詩的な言い方にもなりますが、角を立てない会話も
実力を上げるためには是非とも習得したい知識です。