英語と日本語の違いで一番大きいのが構文でしょう。
英語の構文は、学校で習った五文型があります。
日本語はあまりきちんとした構文はありません。
例えば「君、何にする?」と疑問文で、
答えは、「俺、カツ丼」とシンプルでも通じます。
英語の基本構文では必ず主語+述語があります。
つまり主語と動詞がない文章はありません。
「俺、カツ丼」と言うのをそのまま
I am Katsudon.とはならないでしょう。
日本語で主語や動詞が言わなくても分かるのに
英語ではそう簡単に省略することはできません。
スペイン語では、人称によって動詞が変化するので
いちいち主語を言わなくても動詞だけで
完全な文章になっています。
インドネシア語でも主語を省略しても
立派なコミュニケーションになります。
言語によってそれぞれ面白い特徴があります。
日本語で
「私は、昨日新宿に買物に行きました。」と言う文章で
その語順をいくらでも変えることができます。
昨日、私は、新宿に買物に行きました。
新宿に、私は、買物に行きました、昨日。
昨日、買物に私は行きました、新宿に。
日本語では、どんな語順でも意味が通じます。
日常会話としてはどれも違和感はないでしょう。
しかし、英語では簡単に語順を変えることはできません。
I went to Shinjuku for shopping yesterday.
Yesterday, I went to Shinjuku for shopping.
この程度でしょうか、語順を変えられる限度は。
英語は短文で言うと割り切ると良いですが、
それでも五文型に倣って語順はキチンとすることです。
英文法に神経質になることはありませんが、
五文型だけはしっかり基礎を押さえておきましょう。