英語の上達には語彙力の強化は必須です。受験勉強ではひたすら暗記に頼った力仕事で語彙力を上げようと努力しました。
しかし、実践英語力はもっと効率的に強化できます。そのひとつは語根をカギに連想ゲーム方式で語彙力を増やすことです。
語根と言うのは英単語の中にある一部です。英語はラテン語やギリシャ語起源の沢山の接頭辞、接尾辞、語根があります。それらをカギにすると知らない英単語の意味を想像することも容易になってきます。
丸暗記が苦手な方には語根等の語源をカギにすることを習慣化してみることを推薦します。丸暗記よりも記憶への定着が効率的になるでしょう。
いくつか重要な語根の例を見てみましょう。
1.port=carry 運ぶ
portには運ぶと言う意味があるラテン語のportareから来ています。
importは、従ってin中に+port運ぶで輸入する。
その反対は、ex外に+運ぶで輸出するになります。
transportは、trans向こうへ+portで向こうへ運ぶ=輸送する。
supportは、sup(=sub)~の下へ+運びあげるで支援する。
2.form 形づくる
reformは、re(再び)+形づくるで改良する、改革する。
conformは、con(共に)+形づくるで一致する。
transformは、trans(向こうへ)+形づくるで変形させる。
3.sta=stand 立つ
distantは、dis(離れて)+立つで離れた。
constantは、con(共に)+立つで持続する。
circumstanceは、circum(周囲)+立つで状況(周りに立っているもの)
4.jekt=throw 投げる
projectは、pro(前へ)+jekt(投げる)で計画、プラン。
injectは、in(中に)+jekt(投げる)で注入する。
rejectは、re(後ろへ)+ject(投げる)で投げ返す、拒絶する。
5.spect=look 見る
suspectは、sus(~の下)+spect(見る)で疑う(下から見る)
inspectは、in(中に)+spect(見る)で調査する(中を見る)。
perspectiveは、per(完全に)+spect(見る)で見通し。
このように英単語の部分を見てみるとラテン語やギリシャ語起源の部品が組み合わされてできていることが分かります。英単語を覚える時のひとつのコツとしてこのような英単語の部品にも意識を向けるようにしてみてください。