英語の接頭辞は英単語を覚える時にカギになるものです。
カギを理解していると謎と解くことも意外と容易になります。
接頭辞の中でも数字に関するモノが一通り揃っています。
そもそも英語にはラテン語やギリシャ語起源の言葉が多く
その痕跡が英単語に残っているのでそれをカギにできます。
日本語でもユニセックスとかデュエットとか
数字に関する接頭辞のついた単語を良く使います。
数字に関する接頭辞は面白いことに
ラテン語、ギリシャ語両方の流れの単語が並存しているのです。
数字に関する接頭辞をおさらいしてみましょう。
● ひとつ(数字の1)
ラテン語起源➡uni- unique, uniform, unicorn
ギリシャ語起源➡mono- monologue, monorail, monotone
● ふたつ(数字の2)
ラテン語起源➡bi-, du- bilingual, duet, dual, binoculars, duo
ギリシャ語起源➡di- dioxide, dilemma,
● みっつ (数字の3)
ラテン語起源+ギリシャ語起源➡tri- triangle, trio, triple,
● よっつ (数字の4)
ラテン語起源➡quadri-, quart- quarter, quadruple, quadrangle
ギリシャ語起源➡tetra- tetrapod, tetrameter, tetracyclic
● いつつ (数字の5)
ラテン語起源➡quin- quintet, quintuplet, quincentenary
ギリシャ語起源➡penta- pentagon, pentameter, pentacle
● むっつ (数字の6)
ラテン語起源➡sext- sextet, sextuplet
ギリシャ語起源➡hexa- hexagon, hexameter
● ななつ (数字の7)
ラテン語起源➡septem-, septi- September, septagon
ギリシャ語起源➡hepta- heptagon, heptad, heptahedron
● やっつ (数字の8)
ラテン語起源➡octa-, oct- octagon, octave
ギリシャ語起源➡octo- octopus, octogenarian
● ここのつ (数字の9)
ラテン語起源➡novem- November
ギリシャ語起源➡ennea- enneagon
● じゅう (数字の10)
ラテン語起源➡deci-, decem- decimal, December
ギリシャ語起源➡deca- decade, decagon, Decameron
● 半分 (二分の一)
ラテン語起源➡semi- semicolon, semifinal
ギリシャ語起源➡hemi- hemisphere, hemicycle
● 沢山 (多数)
ラテン語起源➡multi- multilingual, multicellular
ギリシャ語起源➡poly- polygon, polymer, polygamy
● ひゃく (100)
ラテン語起源➡cent-, cente- centennial, cent, centenary
ギリシャ語起源➡hecto- hectopascal
● せん (1000)
ラテン語起源➡milli- milligram, milliampere
ギリシャ語起源➡kilo- kilogram, kilobyte
数字に関する接頭辞は日本語でもお馴染みの英単語が多いですね。
何となく使っている英単語にもラテン語やギリシャ語の起源が
潜んでいるというのが面白いと思いませんか。
英語の長い歴史の結果で言葉が繋がっていると言うことが分かります。