英語上達の三つのヒントを上げました。
今回は最後の三つ目のヒントについてです。
三つめは、真の国際人とは「日本人」であることです。
最近は小学校で英語の授業があります。
英語が喋れる人間をと言う目的でしょう。
気持ちはわかりますが子供に強制にならないか
大人の希望を子供に押し付けるようなものです。
英語の歌で楽しむ程度なら良いでしょうが
「喋れるように」と言うのはズレています。
小学校時代であればまず「日本語」を教えるべきです。
きれいな日本語、正しい日本語を教えて
日本の歴史や文化の素地を教えるべきでしょう。
英語を喋れるようになると言うことは
日本語で話す内容の知識を持つことがベースです。
英語が喋れると言っても知らないことを
喋ることはできないでしょう。
アメリカで日本人でありながら
アメリカ育ちと言う人に会ったことがあります。
英語は確かにネイティブですが
日本語や日本の知識についてはアヤフヤでした。
日本人なのかアメリカ人なのか
どっちつかずの根無し草のような人間に見えました。
最近でも子供に英語をやらせるためにと
マレーシアやシンガポールに移住すると言う人がいます。
子供は十分英語を喋るようにはなるでしょう。
しかし、大人になった時に見かけは日本人でも
中身がどこの国の人か分からない人間になります。
どっちつかずの人間と言うのが一番ダメです。
話していてもどこの国の人間かと不思議に思います。
人間として根っこが確かでないこと程
無国籍人間の印象しか与えません。
本当の国際人は、英語が喋れるだけではありません。
まず何より「日本人」であると言うことが大事です。
小学生にはしっかりと日本語教育をしましょう。
英語の学習であれば「遊び」で十分です。
英語の歌を練習するとかでも良いでしょう。
英語が喋れるようにとか強制しないことです。
言葉の学習は興味を持った時に初めても十分です。
子供にはきれいな日本語をまず教えるようにしましょう。