英単語は発音とスペルがチグハグだとかやっかいです。
これも英語の長い歴史の変遷の結果で発音とスペルの違いは
どうしようもありません。受験勉強でもこれは誰でも苦労しましたね。
英単語のもうひとつの特徴として語源とか起源が
ラテン語やギリシャ語あるいはアラビア語のモノが多いと言うことです。
勿論ノルマンディー公国時代のフランス語からも影響を受けました。
特にラテン語やギリシャ語起源が多いと言うことから
英単語の接頭辞や接尾辞の理解がとても大事です。
今回はいくつか接頭辞を取り上げたいと思います。
1.anti- 反~、非~、対~、不~の意味で使います。基本againstです。
- antisocial 反社会的な
- antigravity 反重力の
- antibiotic 抗生物質の
- anti-aging 老化防止の
- anti-aircraft 対空の、防空用の
- anti-bureaucratic 反官僚の
2.dis- 分離する、奪う、反対の、止める、拒絶する等々の意味。
- dislike 嫌い
- dishonest 不誠実な
- distant 遠い、
- disagree 同意しない、反対する
- disappear 消える、無くなる、消滅する
- disappoint 失望させる
3.in- 否定notの意味。
- incorrect 不正確な、間違った
- inaccurate 不正確な、ずさんな
- inadequate 不適当な、不適切な
- inability 無力、無能
- incomplete 不完全
4.co- 一緒withの意味。
- cooperation 協力
- co-worker 同僚
- copilot 副操縦士
- coexist 共存する
- coauthor 共著者
5.fore- 前もって、前方の、昔の等々の意味。
- forecast 予想する、予測する
- forehead 額
- foresee 予見する、見越す
- foreword 序文、はしがき
- foretime 往時、昔
6.mis- 誤った、悪い、不利な等々の意味。
- misinterpret 誤って解釈する、誤訳する
- misfire 誤射する
- mistake 誤り
- misunderstand 誤解する
- misconduct 非行、不品行
7.mono- 単一の、ひとつのの意味。
- monotone 単調な、一本調子の
- monopoly 独占 専売
- monomania 凝り性、偏執狂
- monolingual 1言語使用の
- monolithic 一枚岩の、巨大な、バカでかい
このような接頭辞を覚えておくと何が良いのか?
それは接頭辞を部品として覚えておくと
その部品の入った知らない英単語に出くわしても
大体の意味を想像することができるようになると言うことです。
知らない英単語を見るたびに辞典を引くのも面倒です。
大体の意味が想定できれば文章の意味を理解できる筈です。
部品を沢山覚えて英単語読解のカギを常備するようにしましょう。