日本語でも英語でもお話や演説をする時に
例え話をすると聞く人も分かりやすくなります。
上から目線のお説教をするよりもやんわり比喩表現に変えてやると
聞く人の心の中にストーンと入りこむことが可能です。
人間誰でも無意識のうちに警戒心を持っているので
心のバリアーが直接的な表現はシャットアウトするのです。
親から勉強しろと言われると誰でも拒否反応を起こすでしょう。
賢い親は直接的に勉強しろとは言わず、
二宮金次郎とか昔の偉人の話をして子供の心のバリアーを
すんなりとすり抜けて勉強しなければと言う思いを植え付けます。
これが比喩表現、修辞法ですが、
その種類も多くいろいろあります。
今回は英語でその比喩表現のいろいろを見てみましょう。
1.Alliteration 頭韻 文章に韻を含んでいる。
– She sells seashells on the seashore.
– Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
2.Anaphora 頭語反復 同じ単語を繰り返す
- Every morning, every afternoon and every evening, they prayed.
– She is beautiful, she is kind, she is rich.
3.Antithesis アンチテーゼ(反定立)
– Speech is silver, but silence is gold.
– Love is an ideal thing, marriage is a real thing.
4.Assonance 類韻、音の類似
– Top of the pop
– On the side of the hide
5.Chiasmas 交差対句法
– Work to live and do not live to work.
– He was a success in business but in marriage a failure.
6.Euphemism 婉曲語法
- He died.と言わずに He passed away.と婉曲に言う
7.Hyperbole 誇張法 オーバーに言う
- I have a million things to do today.
– If I can’t get a new iPhone, I am going to die.
8.Irony 皮肉
– The pilot had a fear of flying.
– The fire station burnt to the ground.
9.Litotes 緩叙法 否定することで肯定を表現する
– That dress is not too bad.
– I wasn’t unhappy with the gift.
10.Metaphor 隠喩
– His eyes were ice.
– She is the moon of the group.
硬い言葉では修辞法ですが、お話をする時、スピーチする時に
適切な例え話、比喩表現を取り入れることはとても効果的です。
お話が上品に聞こえたり、スピーカーの人柄を感じさせます。
棘のある話し方ではなく、いろいろな比喩表現を取り入れて
成る程と言われるようなスピーチにしたいものです。